めげそう

三日坊主

寒波だってさ

あまりに寒くない?

恋人に食事に誘ってもらって外食したときは大抵飲食店の中だけでは飽き足らず、恋人の住むマンションの家の前で凍えながら話すのが定番となりつつあるんだけど(とは言え恋人と食事に行ったのも久しぶりな気がする)、なんか今日アホみたいに寒かった気がする。
部屋に帰ってきてから15分ぐらい経つけど未だに爪先は痛いぐらい冷えているし、手首もいつもより全然動かない。不便。

先日のカウンセリングで、カウンセラーと話していて違和感を覚えたことがあって、そのことについて恋人に尋ねたらひどく落ち込ませてしまった。
単にわたしの口から話していないことをカウンセラーが知っていたから、もしかすると恋人かあるいはわたしに近しい(事情を知っている)他の誰かがあらかじめ言っておいてくれたのかと思ったんだけど、まあ事情を知っているのは恋人と親しい友人2人とゼミの教授ぐらいのもんだから、その中でわたしがカウンセリングに通い始めるのを知っているのはゼミの教授と恋人だけで、ゼミの教授にそれとなく話したときは本当に心当たりなさそう(ゼミの教授は忙しいからそんなことしている余裕なさそうでもある)だったからもう残るは恋人だけだったって話で、別にそのこと自体にわたしは怒っているわけではなかったんだけど、恋人が本当にかわいそうなくらい落ち込んでしまって、わたしもそんなに気持ちに余裕がなかったから適切な反応ができなくて、だから、なんか、微妙な空気のまま長く話して帰ってきて、今なわけです。

さっきまで電源が入っていた携帯は電池残量60%のまま突然ブラックアウトしたし、相変わらずエアコンのリモコンはディスプレイが表示されないからはき出される空気の温度はいつまで経ってもわからないし、部屋がぬくもるまでと思ってつけた電気ストーブは変なにおいがするし、化粧をしたまま眼鏡をかけるのがなんとなく嫌なのにコンタクトをさっさと外してしまったがためにパソコンのディスプレイもよく見えないし、環境としてはまあまあストレスフルなんだけど、冷たい風は吹いていないし、通りすがりの見知らぬ人にじろじろ見られることもないし、やかましい酔っ払いもいないし、今日は隣人も留守のようなので、やっぱり自室は最高だなあとも思う。

いつからこの部屋に帰ってきたのかもうあんまり覚えてないんだけど、確かに半年前まではずっと恋人の部屋に住んでいて、同棲みたいな暮らしをしていたのに、それらが全部うそみたいに当然のような顔をして自分の部屋に住んでいる。壊滅的に物が散らかっていて、布団の上でさえ人1人寝るスペースがあるかないかくらいだったのが信じられないくらい今は床に空間があって(とは言えまだまだ散らかっている。人は呼べない)、人間の住処の様相を呈している部屋に、いま1人で暮らしている。
一人暮らしは快適だ。誰にも怒られない。だいたい。夜通し本を読んでいてもいいわけだ。あとね、今住んでいるところはそれなりに文明が発達しているので、Amazonでものを頼むと次の日に届いたりする。割と信じられない。すごい。書店で見かけてほしいなあって思ったけど買えなかった図鑑を頼んだ。すぐ届いて、今嬉々として読んでいるところ。今も昔も図鑑が大好きだ。

結構長いこと文字が読めなくて苦しんだりしたけれど、今は割と楽しんで読めている気がする。ゼミの教授に自分の研究分野の本を借りたりしたので、それも読み進めたいと思っている。あと何冊か本屋で気になる本を買ったりもしたので、それも。

ただ問題があって、あまり外出しなくなって、自分の部屋に帰ってくるようになってから、微妙に潔癖症が加速してしまった。外に持って出たものは全部汚いような気がして、だから、部屋に帰ってきて、手を洗ったらまず除菌シートで携帯とイヤホンを消毒する。コートとマフラーはぜったいに触らない。除菌シートで拭けるものは全部拭いて、シャワーを浴びないと布団に入れない。はしごの上は聖域なので。綺麗じゃないと入れないし綺麗な物しか持ち込みたくないのだ。なので、本を寝転んで読むかは結構迷ってしまう。結局持って行くんだけど。持っていってしばらくしたら慣れるけど、ちょっとの間は触れるのに躊躇ったり。
なんとも面倒なものである。我ながら。

そう、この微妙な特性のせいで、恋人を部屋に招くのも、恋人の部屋にお邪魔するのもなんとも微妙な気持ち(手放しで喜べない、という意味です)になってしまって、まあ自分が我慢すれば全部済む話なんだけど耐えられなさそうだから、未だに恋人といっしょに眠るという願望は満たされずにいる。
まあ今の状況で恋人と3時間以上一緒にいることがそもそも可能かわからないので、お泊まりができるかはまったくもって微妙なラインではあるのだ。わがままなので。恋人にいつでも優しく接することができればよいのに、どうしてか恋人にだけ非常にむらのある対応をしてしまう。これは本当に、恋人がかわいそうだと思う。どうしてなのかわからない。自分でも本当にわからない、どうにもならないと思うけどどうにかしないと本当に本当にいつか恋人が壊れてしまいそうで怖いのだ。そうなる前に手放すべきか、どちらが恋人のためになるだろうかと考え続けている。このこともカウンセラーに相談してみるべきなのか?

そうこうしているうちに携帯の電源がやっとこさついたわけなんだけど、ずっと電池がないから充電してねの画面で沈黙していたくせに電源が入ったと思ったら充電100%なんだから腹立たしいものだ。ゆるさん。