めげそう

三日坊主

そういう地獄に落ちる

コンビニでアルバイトを始めた。

コンビニエンスストアの店員、アルバイトといえば! みたいな顔してる割に私はあんまり身近で見かけません。しかし最寄りのコンビニには24時間で常に誰かがいてくれて、支えられている、生活を。

元々接客楽し〜! のタイプなので、レジに立てればいいなと思って始めたけれど、その他にも品出しとか消費期限の管理とか、覚えることが山のようにある。レジは楽しい。優しいお客さんがたと先輩たちに見守られながらなんとかやっています。

 

でね、消費期限の管理。店舗にもよるのかもしれないですが、私が働いているお店は結構、管理がシビアというか、、先回って商品を廃棄に回したりする。具体的にいうと、賞味期限を3日後に控えた時点で商品を捨てちゃったりするわけです。

だから点検の時間がくるとちょっと憂鬱になる。フードロスが問題になってるのは知ってたけど、まさかこんなところでこんな具体例に出くわすとは。私の働いてる店舗の、1日3回やるうちのたった1回の点検だけで、私の1ヶ月分ぐらいの量のお弁当やサンドイッチやおにぎりやその他もろもろが廃棄になります。滅入る。

しかも、それらをただゴミ袋にまとめて捨てるんじゃなくて、全部ぐちゃぐちゃにして捨てるんですよ。パッケージから出して、包みやお弁当箱と中身を分ける。まだ食べられるご飯がビニール袋の中で見るも無惨な様相を呈していく。それを見ていると、ああ私、この仕事を始めちゃったが故にそういう地獄に落ちるかも、と思う。

 

しかしいくらへこんでもなす術がないものはないのである。廃棄に回された商品を持って帰るのは規則で禁止されているし、そもそも量が現実的ではないです。私1人でどうこうできる問題じゃない。でも別に、もっと発注の量を〜とか、購入者の側が消費期限の近いものから選んで〜とか、そういうことが言いたいわけじゃなくて(言っても仕方ないというわけではないです。私個人がコンビニを利用するとき、なるべく期限の近そうなものを選ぶ心がけは大事なことだと思う)、ただ私は知らなかったな、というだけの話。

私はたまたま思い立ってコンビニのアルバイトを始め、もしかすると死後そういう地獄に落ちるかもしれない仕事に直面した。でもそういうことってきっと、往々にしてあるんだろうなと思います。多分、私が知らないだけで。

 

コンビニのバイトは今のところ、しばらく続けるつもりでいます。レジは楽しいし、愉快な先輩たちがたくさんいて、あんまり人の形を保てていない引きこもりを温かく迎え入れてくれたいい職場。ただまあ、急に体調をぐらっと崩すタイプなので、そうなったらまたちょっと考えますけど。レジ以外は意外と肉体労働的な側面もあるので、、

もし死んだあと地獄に落ちても、まああんだけのことしたしな、、って納得できるぐらいのことはしておきたい。今はそう思っています。これで3日後とかにバイト辞めてたら笑ってやってくださいね。