めげそう

三日坊主

冷蔵庫にプリンがある

なんとなく気分が沈んでいて、眠るにも眠れなくて(17時前まで寝てたのでそれは当然かもしれない)、何かをするにも気力がなくて、しんどい。
死にたいわけじゃないけど生きてたくないな~って状態がここ数週間ぐらいぼんやり続いている。わがままだなあ。

インスタとかツイッターとかでね、ウエディングドレスを見たり、婚約しましたっていう報告を見たりするのが好き。昔から、漠然とした結婚へのあこがれがある。
身近にお兄ちゃんお姉ちゃんがあんまりいなくて、唯一出席したことある結婚式が叔母のもので、割とちっちゃいころの話だからぼやっとしか覚えてなくてね、でも叔母が笑顔だったこととか、会場がオレンジの光でいっぱいだったこととか、かわいい靴を履いたこととか(かわいいお洋服も着せてもらったんだろうけど、靴のほうがなんか印象的だった。ぴかぴかのエナメルシューズ)、ウエディングソングを歌ったこととか(歌詞までばっちり覚えて1人で歌える! って意気込んでたのにカラオケの歌詞表示があったことがめちゃくちゃ不満だった)、割と覚えてんじゃん。
わたしは結婚式挙げるんだろうかなあ。呼ぶ友達はいないけど、恋人と結婚式を挙げたっていう事実はあったら幸せだろうなあ。恋人のことは依然として大好きです。恋人同士のあるべき姿だね。

生きてたくない理由の一つに過去がうるさいことがあるんだけれど、過去ってどうやったら黙ってくれるんだろうね?
変わらないならせめておとなしく縮こまっていてくれればわたしだっていくらか気楽に生きていけるだろうにと思うけど、そうなったらそうなったで未来についてぐじぐじ考えたりし始めるんだろうか。わがままな生き物なので。
わからないけど、過去の自分を全部ローラーでぺしゃんこにしてここ数か月の思い出だけぽこぽこっと生えてる状態で生きていけたらどんなに楽だろうなあと思う。うそ、楽ではない、今より楽かな、楽というか、息がしやすいというか、自分を憎まなくて済むというか。
我ながらめちゃくちゃ概念的過ぎていつかこれを読み返したときにこいつ何言ってんだとなりそうでウケる。読み返すのかな? わかんないです。

今は3時10分らしいんだけど、都会の夜が明るいから空が紺色と深緑の間の色なのか、それとも夜明け前だからこの色なのかわからないな。
昔より下がってしまった視力はいくら矯正しても昔よりよく見えることはなくって、だから実家に帰って空を見上げるたびにもっとよく見えたらなあと思ってしまうときがある。もっとよく見えたからって、そんなにいいことはないのかもしれないけど。

そういえば網膜が焼け付く話を以前聞いたことがあって、ええと、確か、「子供のころはもっと景色が鮮やかに見えていた」というのは比喩でもなんでもなくて(そりゃまあ多少は思い出の美化もあるだろうが)、絶えず光に晒されている網膜が日焼けしてしまうんだか焼け付いてしまうんだかで、確かにわたしたちの視界は、日を追うごとに鮮やかさを失っていっているんだそうだ。
たしかこの話を何かで見たときわたしは高校生で、そうかじゃあ大人になったら今見えているこの景色よりも色あせたものを見て過ごすことになるんだなと少しだけおびえた覚えがあるのだ。
そのころと比べてわたしの視界は色あせてしまったんだろうかなあ。わからない、比べようがない、わたしの記憶はわたしが思っている数億倍ぽんこつだった。悲しいことに。
でも今のところ(まだぴちぴちの21歳なので気が早いといえばそうかもしれない)まだ大丈夫な気がする。たぶんずっと大丈夫。なぜならわたしの記憶はぽんこつなので。
数年たったら今の悩みも大体ぺしゃんこになってるはずだ。たぶんね。ときどき凹凸を指でなぞって顔をしかめる日がくるかもしれないけど、それも大丈夫にならないといけないのだろうな。何の話?